広告(PR)を含みます制度解説

卵子凍結に保険は効く?病気による妊孕性温存と不妊治療の違い【2026年】

この記事の確認日:2026-10-08
公的制度の一般的な説明です。診療区分や助成の対象は病名だけで決まらず、治療内容、年齢、医療機関、自治体の要件などで異なります。原疾患の主治医、生殖医療の担当医、自治体にご確認ください。
🟢 公式確認済み🟡 契約・条件による🔴 未確認(体験・口コミ)

🟢 がん治療などで将来の妊娠に影響が見込まれる場合でも、未受精卵子を凍結する費用が自動的に公的医療保険の対象になるわけではありません。妊孕性温存には、保険適用外の費用を対象にした公費助成があります。

卵子凍結について医師に相談する人のイラスト

結論

「病気がある」「医師が必要と判断した」だけで、未受精卵子の凍結が健康保険の3割負担になるわけではありません。 将来への備えとして行う卵子凍結と、がん等の治療に伴う妊孕性温存は目的が異なります。後者は条件を満たすと、保険外の凍結費用に対する公費助成を申請できる場合があります。一方、不妊治療で受精卵を凍結する「胚凍結」は、条件を満たす生殖補助医療の一連の治療として保険診療になる場合があります。

同じ「凍結」でも3つのケースは違う

🟢
ケース凍結するもの・目的費用の確認先
将来の妊娠への備え未受精卵子を将来のために保存原則として自費。自治体独自の助成があるか確認
がん等の治療に伴う妊孕性温存治療前に未受精卵子・胚などを保存凍結自体は保険外の費用が公費助成の対象となる場合がある
不妊治療中の胚凍結体外受精等でできた胚を移植に備えて保存生殖補助医療の保険適用条件と治療計画を確認

ご提示のクリニック記事は未受精卵子の凍結を扱い、社会的適応と医学的適応の両方を説明しています。「卵子凍結」と「不妊治療での胚凍結」を同じ制度として考えないことが大切です。

病気が理由なら保険? 公費助成との違い

🟢

がん治療などで卵巣機能の低下が見込まれる場合、原疾患の担当医と妊孕性温存を担当する医師が、治療の必要性や実施の可否を評価します。ただし、医学的に必要なことと、凍結費用が健康保険の対象になることは別です。厚生労働省の妊孕性温存療法研究促進事業は、医療保険適用外の凍結費用を助成の対象としています。

国の案内では、未受精卵子凍結の助成上限は1回20万円、胚凍結は1回35万円です。実際に支払った保険外費用が上限となり、自治体によって上限額が異なる場合があります。対象疾患・治療、凍結時の年齢、指定医療機関などの要件があるため、治療前に自治体の窓口で確認してください。原疾患の診察や治療そのものの保険適用は、凍結の費用とは分けて確認します。

不妊治療での胚凍結はどうなる?

🟢

体外受精・顕微授精では、採卵から胚移植までの基本的な治療が一定の条件で保険適用されています。この流れの中で行う胚の凍結・保存は、治療計画や算定条件に沿って保険診療となる場合があります。一方、将来のために未受精卵子を保存する卵子凍結とは扱いが異なります。保険適用の年齢・胚移植回数の条件、凍結・保存や更新の費用を医療機関の見積書で確認してください。

自分の契約で確認する

病気の治療前に凍結を検討する場合は、治療開始前に原疾患の主治医へ妊孕性への影響と紹介先を相談し、生殖医療の担当医へ治療内容・費用・実施時期を確認してください。そのうえで、居住する都道府県の妊孕性温存療法研究促進事業の対象疾患、指定医療機関、年齢、申請期限、必要書類を確認します。

不妊治療中の凍結なら、凍結するのが未受精卵子か胚(受精卵)かを確認し、治療計画と明細書上の診療区分を医療機関に聞いてください。民間医療保険の給付も公的医療保険とは別の判定です。加入先へ手術名・実施日を伝えて確認しましょう。